執筆裏話をここに記載していきます。
きっかけ
ライトノベルが好きだ。 面白いと思う作家さんの作品を作家単位で追ったりもしていた。 でも、やはり途中で更新が止まってしまうことが半分くらいある。 理由は色々あるんだろう。モチベーションであったり実際の仕事環境であったりと様々な理由があるんだろう。
でも、専業として作家活動している人が一つの作品を投げ出して次の作品にいくのは何故なんだ? そんな面白い作品を辞めて次にいくのは、自分が面白いと思っても監修している人や本にならなくて収入に繋がらないからだろうか? それもあるんだろう。……個人的には悲しい。それなら知らないままでいたかった。
個人的にライトノベルをよく見るようになったのは2007年か2008年の頃だったと思う。 名前を上げていいかはわからないが、上げてしまう。
一番最初にめちゃくちゃハマったきっかけは小説家になろうに執筆していた「わい」さんの「セブンス」だ。 内容は語らないが、読みやすさ、ストーリーの流れ、めちゃくちゃハマった。 何より更新頻度がすごかった。これはこの人の凄さだった。 最初に毎日1話更新される!なんならもっと更新される日もあった。
だから勘違いしてしまった。そんなことができるのはこの人だけだった。 他にもいるが、話の内容が薄く文字数が少なかったりした。 だから、当時から苛ついていた。何で毎日更新しないんだ。早く更新しろ。
馬鹿だった。普通じゃない人を最初に見てしまったから勘違いした。 だから当時自分でもできるんじゃないかと思って書こうとした。 無理だった。 どう頑張って考えても大筋の1章くらいの起承転結くらいでそこから先を考えても、全然面白くならない。 その時点で全ての作家さんが凄く見えた。それが2010年くらいだったかな? 社会人になって趣味の一つとして考えていたが、普通に断念した。
そこから16年。AntigravityとClaude Codeに出会った。 他にもAIエージェントがいっぱいある。2026年は本当にAIに出会えたことが転機だ。
自分に書けないなら、AIに書かせて、それを自分も読者側として楽しめると思った。
どうせなら、それを公開し、流れもまとめておけば備忘録的なものになる。そう思ったのでこうして記載している。
元々プログラムはゲームが作りたくて色々勉強していたが、今は指示とプロンプトを出すだけでこんなことができる。凄い時代だ。
二重AIワークフロー
現在、この小説は2種類のAIが並行して執筆している。
Claude Code(C版) ─┐
├→ 人間が統合 → T版(正式版)→ カクヨム掲載
Antigravity(A版) ─┘
同じ話を2つのAIに独立して書かせ、それぞれの良い描写を人間が選んで統合するのが基本的な流れだ。
- C版(Claude Code):論理的な文章構成が得意。設定の整合性を重視した描写になりやすい
- A版(Antigravity IDE):感情的な流れや情景描写に独自の色が出やすい
- T版(統合版):両者から良い部分を取り出し、矛盾なく一本に繋いだ正式版。カクヨムに掲載しているのはこれ
単純に「どちらかが正解」ではなく、2つを読み比べることで初めて見えてくる表現がある。それが面白い。
設定の一貫性をどう保つか
長編小説の最大の難関は「設定の矛盾」だ。第1話で決めたキャラクターの癖を第20話で忘れる、封石の色が話によって変わる、時系列がずれる——こういった問題がAI執筆では特に起きやすい。
この問題に対して、いくつかの仕組みで対処している。
writing_prompt.md:AIへの指示書。文体・念話(封石を通じたテレパシー)の表記ルール・各キャラクターの口調テンプレートを固定し、どのAIが書いても同じトーンになるようにしている。
MASTER.md:魔王7代の名前・封石の外見・ギフト継承状況・暦・城内構造などをまとめた設定ハブ。執筆前にAIに渡すことで設定参照のブレをなくす。
設定齟齬チェック:定期的にAIに全話を読ませ、矛盾箇所を洗い出させる。見つかった問題はその場で修正してコミット。
今後
まだ実験の途中だ。 AI執筆は「書く速度が上がる」だけでなく、自分一人では生まれなかった描写が出てくることがある。それが最大の収穫で、最大の楽しみになっている。
話が進むにつれてワークフローも変わっていくと思う。変化ごとにここに記録していく。
現在のフォルダ構成
novels/
├── world-setting/ # 共通世界観「エルダリア」
│ ├── lore/ # 世界の法則・歴史・魔法体系
│ ├── geography/ # 地理・地名・マップ
│ ├── beings/ # 種族・生物
│ └── rules/ # 封石・ギフト・暦のルール
│
└── story-03-haijo-no-ou/ # 廃城の王
├── MASTER.md # 設定ハブ(魔王・封石・進捗)
├── setting.md # プロット・ブロック構成
├── characters.md # キャラクター一覧
├── episodes-summary.md # 各話あらすじ一覧
├── writing_prompt.md # AI執筆指示書
└── episodes/
└── 1-50/
├── 1-10/ # ep01C〜ep10C
├── 11-20/ # ep11C〜ep20C
└── 21-30/
├── ep21C.md
├── ep22C.md
├── ep23T.md # T版(正式版)
├── ep24T.md # T版(正式版)
└── archive/ # A版・C版の退避先
├── ep23A.md
├── ep23C.md
├── ep24A.md
└── ep24C.md
T版(ep◯◯T.md)がカクヨムに掲載している正式版。A版・C版はT版完成後に archive/ へ退避。
制作タイムライン
いつ・どの話を書き・何を修正したか。週ごとにまとめた制作記録です。